燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)

【燃え尽き症候群】
【バーンアウト・シンドローム】
【精神】

スポーツの指導現場にいると選手やチームの雰囲気を肌で感じます。
高校生でも公式戦が年間約20試合あるので、調子の良い悪いの波はありますし、勝利した翌日は明るい雰囲気ですが、敗戦した翌日はその逆もあり、気持ちの切り替えが必要になりますが、気持ちが切り替わらずにそのまま翌週の試合に入ってしまうこともあります。
戦術、戦略的に相手チームを勝る場合、選手のコンディションが良く相手チームに勝る場合もありますし、忘れてはいけないのは「精神」の状態です。

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 スポーツ科学の浸透で「気合」「根性」では勝てないとも言われていますが、勝敗を分ける大きな要因の一つは「精神」です。
そんな精神を阻む…?焚きつけられない状態を
「燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)」といいます。

 フィットネスクラブでお仕事をさせていただいていますが、スポーツ施設ですが、民間企業で会社です。
働いている人は正規雇用、非正規雇用(業務委託)など様々ですが、心身ともに疲弊してしまい離職する方もいらっしゃいます。
仕事で良い営業成績をとる、売り上げ目標に向けての取り組みなど、目標に向けての日々の積み重ねと結果、スポーツとなにも変わらず、産業の中でもある症状です。

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「燃え尽き症候群」について解説していきます。

「燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)」の言葉を最初に用いたのはアメリカの心理学者フロイデンバーガーで、その後アメリカの社会心理学者マスラックが、その重症度を判定するMBI(Maslach Burnout Inventory)マニュアルを考案しました。

MBIによると、バーンアウトは、「情緒的消耗感」「脱人格化」「個人的達成感の低下」の三つの症候群があると定義されています。

  

情緒的消耗感

スポーツの大会や練習、仕事に力を出し尽くし、消耗してしまった状態です。
厳しい労働環境やオーバートレーニングがたたって心にゆとりがなくなってしまい、身も心も疲れ果ててしまった感情です。
無感動な心の状態で、好きだった映画を観ても感動しない。
その他トキメキがない。

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脱人格化

情緒的消耗感への防衛機制として、相手との情緒的コミュニケーションをできるだけ避けるようになります。
他者に対して素っ気ない態度をとるため、相手への気配りなどを面倒に感じたりします。

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個人的達成感の低下

大会や試合結果がどうでもいいと感じるようになります。
トレーニングへの取り組みが悪くなり、仕事の結果も落ち込み、これまでの仕事で得てきた達成感は著しく低下してしまいます。
個人的達成感の低下は、労働者においては休職や離職を選択する場合もあります。

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以上の「情緒的消耗感」「脱人格化」「個人的達成感の低下」がある場合、体の疲れだけでなく、心の疲れもとれるよう休息の時間をとります。
自分の症状に不安を抱く場合、医師への相談が適切です。
症状が自覚できる機会になると思います。

周囲からは「やる気がない!」「根性がない!」と評価されがちですが…チームで話し合う機会や、共通の認識をもてるようになると良い組織になっていくと思います。

投稿者: フィジカルコーチ 秋山 拓実

フィジカルコーチがフィットネスとスポーツの情報を発信! 「日本が運動で活気づく!」を仕事にしています! 健康運動指導士/NSCA CSCS/産業心理カウンセラー

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