サッカーが変わる脱力トレーニング9選|動きが軽くなる本質

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「頑張っているのに動けない」選手が増えている

筋トレを頑張っている。

走り込みもしている。

ストレッチも欠かしていない。

それなのに、

  • 試合後半になると足が重い
  • 切り返しで相手に置いていかれる
  • シュート時に身体が突っ込む
  • 当たり負けしやすい
  • 怪我を繰り返してしまう

こうした悩みを抱えている選手は非常に多いです。

特に育成年代のサッカー選手は、

「努力量=成長」と考えやすい傾向があります。

もちろん努力は必要です。

しかし、努力の方向性を間違えると、

頑張るほど動けなくなることがあります。

私は現場で多くの選手を見てきましたが、

動きが重い選手の多くに共通していたのが、

“常に力を入れ続けている”

という状態でした。

走る時も力む。

止まる時も力む。

蹴る時も力む。

普段立っている時まで力んでいる。

この状態では、身体の中で本来起こるべき

足裏

股関節

体幹

上半身

という力の流れが途中で止まってしまいます。

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本来、スポーツの動作は

必要な瞬間だけ力を発揮し、

不要な瞬間は力を抜くことで成り立っています。

野球のピッチャーも、

陸上のスプリンターも、

格闘技選手も、

一流選手ほど“しなやか”に見えるのはそのためです。

サッカーも同じです。

速い選手は、

力が強いだけではありません。

力を抜くタイミングが上手い。

これが非常に重要です。

しかし、多くの選手は

「力を抜く=サボる」

「脱力=弱くなる」

と誤解しています。

実際には真逆です。

脱力とは、

必要な力だけを使える状態

を作る技術です。

このブログでは、

  • なぜ現代の選手は力みやすいのか
  • 力みがパフォーマンスを落とす理由
  • 脱力がスピードを生む仕組み
  • 実践トレーニング方法
  • 試合で強くなる身体の作り方

まで詳しく解説していきます。

「もっと鍛えなきゃ」

そう思っている選手ほど、

最後まで読んでみてください。

あなたに必要なのは、さらに頑張ることではなく、まず“ゆるめる”ことかもしれません。

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こんにちは!フィジカルコーチ秋山拓実です

力を入れる前に、動ける身体をつくれ

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昔よりも今の選手の方が、トレーニング環境は確実に良くなっています。

SNSでは世界中のトレーニング情報が見られます。

プロ選手の練習風景

最新の筋トレ

最先端のフィジカルトレーニング

情報量は圧倒的に増えました。

一見すると良いことに思えます。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

それは、

強そうに見えるトレーニングばかりが拡散される

ということです。

重いバーベルを持つ動画

激しい追い込み

限界まで走る動画

こうした映像はインパクトがあります。

その結果、

「追い込むほど成長する」

という価値観が強くなりました。

ですが実際の競技では、

常に100%の力を出し続ける場面はほとんどありません。

サッカーは

  • 歩く
  • ジョグする
  • ダッシュする
  • 止まる
  • 切り返す
  • ボールを扱う

これらを繰り返すスポーツです。

常に全力ではありません。

むしろ、力を調整する能力が重要になります。

SNS時代が生んだ“追い込み信仰”

SNSでは「キツそうな練習」が目立ちます。

ですが、

キツい=競技力向上

ではありません。

例えば、

100kgのスクワットができても

方向転換が遅い選手はいます。

長距離走が得意でも

瞬発力が低い選手もいます。

重要なのは、

競技動作へ繋がるかどうかです。

見た目の派手さではありません。

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体幹固定が正解だと思い込む落とし穴

「体幹を固めろ」この言葉は間違いではありません。

しかし、常に固め続けることは問題です。

サッカーでは

  • 走る
  • 捻る
  • 切り返す
  • 蹴る

動作の連続があります。

体幹を固めすぎると、

股関節との連動が切れます。

上半身も硬くなります。

結果として

  • ストライド減少
  • ターンの遅れ
  • シュート動作の詰まり

が起こります。

体幹は

“固定する場所”

ではなく力を伝える通り道として機能することが重要です。

日常生活そのものが身体を緊張させている

現代の選手は競技外でも緊張しています。

  • 長時間スマホ
  • 長時間座る
  • 勉強姿勢
  • 睡眠不足
  • 呼吸の浅さ

これらは身体を固めます。

特にスマホ姿勢では

  • 首が前に出る
  • 背中が丸まる
  • 呼吸が浅くなる

状態が起こります。

この姿勢のまま練習に行けば、

当然身体はスムーズに動きません。

トレーニング前に必要なのは、追い込むことではなく身体を自然な状態に戻すことです。

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「力を入れること」は悪いことではありません。

問題なのは、必要のない場面でも力が入り続けていることです。

サッカーは非常に複雑なスポーツです。

  • 急加速
  • 急停止
  • 切り返し
  • ジャンプ
  • 接触プレー
  • キック動作
  • ボールコントロール

これらを90分間繰り返します。

その中で常に全身へ力を入れていたらどうなるでしょうか。

車で例えるなら、

アクセルを踏みながら

同時にブレーキを踏んでいる状態です。

前には進みたい。

でも身体が自ら動きを止めてしまう。

実際、現場で

「筋力はあるのに遅い選手」

を多く見てきました。

その選手たちは、筋力不足ではなく余計な緊張が問題だったケースが非常に多いです。

股関節が詰まりスピードが落ちる

走る時に重要なのは、脚を無理やり上げることではありません。

股関節がスムーズに折りたたまれ、

自然に伸びることです。

しかし力みが強い選手は、

  • 太もも前
  • お尻
  • 股関節前面

に余計な緊張が生まれます。

すると、

脚が後ろへ流れない

股関節が伸びない

ストライドが狭くなる

加速が鈍くなる

という流れが起きます。

「足が回らない」という選手は、筋力ではなく股関節の脱力不足が原因かもしれません。

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フォームローラー

体幹を固める前に必要なのは、余計な力を抜ける状態をつくることです。
フォームローラーは、連動を妨げる緊張をリセットするための準備として有効です。

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切り返し動作でブレーキが増える

切り返しが遅い選手は、脚力不足だと思われがちです。

しかし実際には、

「止まりすぎ」

が問題なケースがあります。

力みが強い選手は、

止まる時に全身が固まる

次の動作が遅れる

という状態になります。

本来の切り返しは、

減速

重心移動

再加速

という流れが必要です。

ここで身体が固まると、流れが途切れます。

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疲労蓄積と怪我リスクが高まる

常に力を入れる選手は、無駄なエネルギー消費が増えます。

例えば同じ5kmを走っていても、

脱力できる選手

→必要な筋肉だけ使う

力む選手

→全身が無駄に働く

この差は非常に大きいです。

さらに、

  • 肉離れ
  • 股関節痛
  • 腰痛
  • 足首トラブル

にも繋がりやすくなります。

頑張りすぎる身体は、長期的に見ると大きな損失になります。

トップ選手を見ると、「強そう」というより「軽そう」「しなやか」そう感じることはありませんか?

それは、

必要な時だけ力を出しているからです。

脱力できる選手は、

身体の中で力を止めません。

地面から得たエネルギーを全身へ流せます。

脱力が地面反力を受け取りやすくする

地面を強く蹴れば速くなる。

そう思われがちですが、

それだけでは不十分です。

重要なのは、

地面から返ってくる力を受け取れるか

です。

〈力みすぎると〉

接地時間が長くなる

地面反力を逃がす

という状態になります。

〈脱力できる選手は〉

接地

→反発

→前進

が非常にスムーズです。

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足裏→股関節→体幹→上半身の連動

これは私が現場で最も重要視している考え方です。

速く動ける選手は、

足裏

股関節

体幹

上半身

この流れが止まりません。

逆に力む選手は、

足裏で止まる

股関節で詰まる

体幹で固まる

こうした問題が起きます。

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バランスボード/バランスディスク

スプリント中の安定性を高めるためには、バランスボードを使ったトレーニングも有効です。
片脚支持の安定性が向上し、方向転換や切り返し動作の質が高まります。

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トップ選手の動きがしなやかな理由

トップ選手は常に100%で動いていません。

必要な時だけ最大出力を出します。

だから、

  • 動きが滑らか
  • 疲れにくい
  • 判断が遅れない

という強みがあります。

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ここまで読むと、「理論は分かったけどどうやって改善するの?」と思うはずです。

そこで重要なのが、

段階的に脱力を習得することです。

いきなり試合中に脱力するのは難しいです。

だからこそ、

土台

連動

実戦

この順番が重要になります。

脱力の土台づくり

ここでは

足指グーパー

タオルギャザー

呼吸スクワット

を行います。

目的は「余計な力を抜ける身体」を作ることです。

動きの連動づくり

次に、

90/90ヒップローテーション

胸椎回旋

片脚重心移動

を行います。

ここでは、力を抜くだけではなく流れる身体を作ります。

実戦スピードづくり

最後に、

スキップドリル

リラックススタート

45度ターンドリル

を行います。

ここで初めて、競技動作へ繋げます。

ラダートレーニング

ラダーは「速く動くため」ではなく、連動を崩さず動くために使うことで価値が高まります。
スピードを抑えた練習こそ、軸づくりの土台になります。

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ここまで読んで、「脱力が大切なのは分かった。

でも本当に試合で差が出るのか?」そう感じた方もいるかもしれません。

結論から言うと、

試合で差が出る場面ほど“脱力”が関係しています。

なぜならサッカーは、

単純な筋力勝負ではないからです。

90分間の中で選手は、

  • 歩く
  • ジョグする
  • スプリントする
  • 切り返す
  • ボールを受ける
  • 相手と接触する
  • シュートを打つ

こうした動作を何度も繰り返します。

しかも、そのほとんどが

「予測不能な状況」の中で起こります。

その時に毎回100%で力んでしまう選手は、

後半になるほど苦しくなります。

逆に脱力できる選手は、

必要な時だけ最大出力を出せるため、

試合終盤でも動きの質が落ちにくくなります。

ここが大きな差になります。

疲れにくく後半も動ける

試合の後半になると、「足が止まった」という経験がある選手は多いはずです。

もちろんスタミナ要素もあります。

しかし、実際には

無駄な力み

がスタミナを奪っているケースも非常に多いです。

例えば同じ距離を走っていても、

脱力できる選手

→必要な筋肉だけ使う

力む選手

→全身が無駄に緊張する

この差は大きいです。

結果として、

  • 守備の戻りが遅れる
  • 攻撃参加が減る
  • 判断が遅れる

こうした問題が起こります。

プロ選手でも試合終盤に動ける選手は、

単純に持久力が高いだけではありません。

無駄なエネルギー消費が少ないという特徴があります。

判断スピードが落ちにくい

身体の緊張は、実は判断にも影響します。

身体が強く緊張している時、

  • 視野が狭くなる
  • 呼吸が浅くなる
  • 焦りやすくなる

状態が起こりやすくなります。

逆に脱力できている選手は、

周囲を見ながら

余裕を持ってプレーしやすくなります。

サッカーでは、

「先に見えている選手」

が有利です。

その余裕は、

技術だけでなく身体状態にも大きく左右されます。

身体が固い選手ほど、プレー判断まで硬くなりやすいのです。

“頑張る”より“動ける”身体になる

育成年代では特に、「頑張る選手」が評価されやすい傾向があります。

もちろん全力で取り組む姿勢は大切です。

ですが、

頑張る

=常に力を入れる

ではありません。

本当に評価されるべきなのは、

  • 必要な時に速い
  • 必要な時に強い
  • 必要な時に止まれる
  • 必要な時に切り返せる

そんな

動ける身体

です。

試合で活躍する選手は、

“頑張っているように見えない”ことがあります。

それはサボっているのではなく、

無駄な力を使っていないからです。

この違いは非常に大きいです。

これまでのスポーツ現場では、

  • 筋トレを増やす
  • 走り込みを増やす
  • 追い込み量を増やす

こうした方向に進みやすい傾向がありました。

もちろん、それらが必要な場面もあります。

しかし、

力み続ける身体をそのまま鍛えても、

効率は上がりません。

むしろ、

  • 動きが硬くなる
  • 怪我が増える
  • パフォーマンスが伸び悩む

原因になることもあります。

だからこそ、

優先順位を変える必要があります。

整える

脱力する

連動する

鍛える

競技力向上

この順番です。

筋力は大切です。

でも、

筋力を活かせる身体がなければ

競技力には変わりません。

速い選手が速い理由

強い選手が強い理由

しなやかな選手が怪我をしにくい理由

その多くは、脱力の質にあります。

wealing-training

もしあなたが今、

「頑張っているのに結果が出ない」

そう感じているなら、

さらに追い込む前に

一度立ち止まってみてください。

あなたに必要なのは、

“もっと力を入れること”

ではなく、

必要ない力を抜くこと

かもしれません。

鍛える前に、まずゆるむ。

それが、これからのスポーツパフォーマンスを変える新常識です。

フィジカルコーチ<br>秋山拓実<br><a rel="noreferrer noopener" href="https://funfunfitness.jp/profile/" data-type="page" data-id="88" target="_blank">【Profile】</a>
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