サッカーのドリブルがブレる原因!?体幹ではなく股関節だった

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「姿勢を正そう」として、うまくいかなかった理由

猫背や反り腰を指摘された経験がある人は、決して少なくありません。

鏡を見るたびに気になり、

「姿勢を正さなきゃ」

「体幹を鍛えなきゃ」

そう思って、腹筋やプランクを頑張ってきた人も多いはずです。

実際、

姿勢改善=体幹トレーニング

という考え方は、世の中に広く浸透しています。

しかし、現場で多くの選手や一般の方を見てきて、

私はずっと違和感を感じていました。

体幹を鍛えているのに、

・姿勢が変わらない

・むしろ動きが硬くなる

・腰や股関節に違和感が出る

こうしたケースが、あまりにも多かったのです。

その理由はシンプルです。

姿勢は「止まった形」ではなく、「動きの結果」だからです。

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左:直立姿勢を無理に正そうとして体を固めている人物(力んだ印象) 右:歩行や軽い動きの中で自然に整った姿勢の人物

このページでは、

なぜ猫背や反り腰が起きるのか。

なぜ「体幹を鍛える」だけでは解決しないのか。

そして、なぜ股関節の自由度が姿勢とサッカーの動作を根本から変えるのか。

その考え方を、

私自身の失敗談と、サッカー現場の実例を交えながら整理していきます。

可動域を確保すること自体は、決して無駄ではありません。
特にトレーニング後やオフの日には、シンプルなツールを使ったケアが有効です。

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サッカー選手の動きを変える「ゆるめる×締める」の使い方👇
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こんにちは!フィジカルコーチ秋山拓実です

猫背や反り腰の原因は「体幹」ではなく「骨盤の使い方」にある

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腹筋・背筋が強調された人物シルエットだが、 骨盤が前傾し反り腰になっている姿

猫背や反り腰について語られるとき、よくこんな説明がされます。

・腹筋が弱い

・背筋が弱い

・体幹が安定していない

確かに、筋力が極端に不足していれば問題は起こります。

しかし現実には、

  • プランクは長時間できる
  • 腹筋も背筋もトレーニングしている
  • それでも姿勢は崩れたまま

こうした人は非常に多いのです。

ここで視点を変える必要があります。

姿勢は、

筋肉の強さの問題ではなく、骨盤の位置と動き方の問題です。

骨盤は、

前に傾けば反り腰になり、

後ろに傾けば猫背になります。

そして多くの場合、

問題は「傾いていること」そのものではありません。

問題なのは、

骨盤がその位置に固定されてしまっていることです。

動けない骨盤は、必ずどこかに無理を生みます。

動的アプローチでは、大きな負荷は必要ありません。
軽い抵抗があるだけで、関節を「操作する感覚」は大きく変わります。

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骨盤と股関節は、切り離して考えることはできません。

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腹筋・背筋が強調された人物シルエットだが、 骨盤が前傾し反り腰になっている姿。 体幹は発達しているが姿勢が崩れている対比。

骨盤が土台だとすれば、

股関節はその土台にぶら下がる「自由度」です。

この股関節が、

  • 曲がらない
  • 伸びない
  • 回らない

そんな状態になると、どうなるか。

本来、股関節で処理されるはずの動きが、

腰や背中に逃げていきます。

結果として、

  • 腰が反る
  • 背中が丸まる
  • 姿勢が崩れる

これは「姿勢が悪い」のではなく、動けない体の代償動作なのです。

私自身が「姿勢を正そうとして失敗した話」

ここで、私自身の話をさせてください。

私はもともと、

骨盤が前傾位になりやすく、いわゆる反り腰の癖がありました。

「このままでは良くない」

そう思い、ある時期から

骨盤の傾きに強く注意を払うようになりました。

立つときも、歩くときも、トレーニング中も、

腹部と体幹に力を入れ、

「反らないように」「骨盤を立てるように」

姿勢を固めていったのです。

一見すると、姿勢は整いました。

しかし、その結果どうなったか。

今度は、

仙腸関節まわりに痛みと違和感が出始めました。

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仙腸関節部分のみ赤くハイライト

私はそのとき、

姿勢を良くしていたのではなく、

骨盤を動かないようにロックしていただけだったのです。

動けない骨盤。

使えない股関節。

その負担が、仙腸関節に集中しました。

この経験から、私ははっきり理解しました。

姿勢とは、

「正しい位置に止めるもの」ではありません。

動ける体の中で、自然と戻ってくる状態です。

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左:骨盤がロックされ、股関節が動かない人物 右:骨盤が微細に動き、股関節がしなやかに動く人物

股関節の操作力を高めるには、
「どこまで動いたか」「戻れているか」を自分で確認できる環境が重要です。

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ここで、よくいただく質問に答えます。

ドリブルしている時の体のブレが気になっています。

体幹を太くするには、どんなトレーニングが効果的ですか?

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ドリブル中の選手を正面から描写。 体幹が左右にブレている様子を波線で表現

結論から言います。

ドリブル中のブレは、

体幹が細いから起きているわけではありません。

サッカーのドリブルは、

ほぼすべてが「片脚支持」の連続です。

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片脚で立つ選手のシルエット

このとき必要なのは、

  • 股関節で体重を受け止める
  • 骨盤をコントロールする
  • 体幹は力を“つなぐ”役割を果たす

という流れです。

体幹を固めすぎると、

動きの中での微調整ができません。

その結果、

・上半身が振られる

・重心が流れる

・「ブレている」ように見える

これは安定していないのではなく、固めすぎて適応できていない状態です。

不安定な環境では、関節を「ごまかす」ことができません。
操作力を高めるには、こうした環境づくりも有効です。

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ここからは、

この記事の考え方と直結するエクササイズを紹介します。

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腹筋を固めるトレーニング(×)と、 股関節主導で動くトレーニング(○)の対比

これら6種目に共通しているのは、

姿勢を作ろうとしていないことです。

・固めない

・止めない

・動ける余白を残す

この積み重ねが、

姿勢の改善にも、ドリブル中の安定感にもつながります。

① 骨盤前後コントロール

このエクササイズは、「正しい骨盤の位置を覚える」ためのものではありません。

① 骨盤前後コントロール

骨盤が前にも後ろにも動ける状態を取り戻すことが目的です。

仰向けで膝を立て、腰の下にできる隙間を感じながら、骨盤を前傾・後傾へゆっくり動かします。重要なのは、腹筋に力を入れて押さえ込まないことです。

反り腰の人ほど「動かさないようにする」癖がありますが、それが問題の本質です。

骨盤が動けるようになると、立位や歩行時にも自然と中間位へ戻りやすくなります。

これは「姿勢を作る」作業ではなく、姿勢が崩れにくくなる土台づくりです。

② 四つ這い股関節ローテーション

このエクササイズは、

「背骨を固めずに、股関節だけを動かす」感覚を養うためのものです。

② 四つ這い股関節ローテーション

四つ這い姿勢から、片脚の股関節を内外に回旋させます。

このとき、骨盤や背中が一緒に動いてしまう場合は、股関節が十分に使えていません。

多くの人は、股関節が動かない代わりに腰で回そうとします。

これが反り腰・猫背・腰痛につながる典型的な代償動作です。

このエクササイズを通じて、

「股関節が動くと、腰のポジションを維持できる」という身体感覚を身につけることが重要です。

③ ハーフニーイング・ヒップシフト

片膝立ち姿勢で行うこのエクササイズは、

骨盤と股関節の位置関係を再学習するためのものです。

③ ハーフニーイング・ヒップシフト

前後に体重を移動させながら、

股関節で体重を受け止め、骨盤が自然にスライドする感覚を探します。

多くの人は、体重移動の際に

・腰を反らす

・体幹を固める

ことで安定しようとします。

しかし本来、安定は股関節で生まれます。

このエクササイズは、

「骨盤を止めずに、股関節で支える」という感覚を安全に学べる非常に重要な種目です。

④ 片脚スタンス・重心コントロール

サッカーの動作に直結する、非常に重要なエクササイズです。

④ 片脚スタンス・重心コントロール

目的は 「体幹を固めずに、片脚で立てる体を作ること」。

片脚で立ち、重心をわずかに前後左右へ移動させます。

このとき、腹筋を固めたり、胸を張ったりする必要はありません。

安定しようとして体幹を固めると、

微調整ができず、かえって不安定になります。

股関節でバランスを取る感覚が育つと、

ドリブル中の「ブレ」は自然と減っていきます。

これは筋力ではなく、支持の仕方の学習です。

⑤ 片脚ヒップヒンジ

このエクササイズは、

支持脚の股関節で体重を受け止める能力を高めます。

⑤ 片脚ヒップヒンジ

片脚立ちで、背中を丸めずに上体を前傾させます。

重要なのは「腰を反らさない」「体幹を固めない」こと。

反り腰の人ほど、前傾時に腰を反ってしまいます。

それは股関節が十分に折れていないサインです。

この動作が安定すると、

スプリント・ドリブル・切り返しなど、すべての片脚動作の質が向上します。

⑥ ローテーションステップ

このエクササイズでいう「ローテーションステップ」は、

特定のステップ名を指しているわけではありません。

⑥ ローテーションステップ

サイドステップでも、前後のステップでも、斜めのステップでも構いません。

重要なのは、

ステップの中で、支持脚側の股関節が回旋を許しながら体重を受け止めているか

という点です。

多くの人は、安定しようとするあまり

骨盤や体幹を固めてステップを行います。

その結果、回旋が止まり、動きは分断されます。

ローテーションステップでは、

足を踏み替える瞬間に

股関節 → 骨盤 → 体幹 → 上半身

が自然につながることを優先します。

体幹は動きを止める場所ではなく、

力が通過する場所。

回旋を含んだ体重移動ができるようになると、

姿勢の安定感やドリブル中のブレは自然と減っていきます。

全身連動は、頭で理解するより
「動いて感じる」ほうが早い場合も多いです。

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猫背や反り腰は、

体幹が弱いから起きているわけではありません。

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股関節 → 骨盤 → 体幹 → 上半身 へと しなやかにつながる力の流れを矢印で表現

姿勢は、

骨盤の位置と、股関節の自由度の結果です。

私自身、

姿勢を正そうとして体を固め、

痛みを経験しました。

だからこそ今は、はっきり言えます。

正しい姿勢は、意識して作るものではない。動ける体の中で、自然と生まれるものだ。

ドリブル中のブレも同じです。

体幹を太くする前に、

股関節が自由に使えているか。

その視点を持つだけで、姿勢も、動きも、プレーの質も大きく変わります。

安全に動ける環境を整えるだけでトレーニングの質は上がります。
特別な器具がなくても、安全に動ける環境を整えるだけでトレーニングの質は上がります。

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フィジカルコーチ<br>秋山拓実<br><a rel="noreferrer noopener" href="https://funfunfitness.jp/profile/" data-type="page" data-id="88" target="_blank">【Profile】</a>
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