
このページはGPS搭載のウェアブル端末を使うことで、今まで評価が難しかったサッカーのプレーが「見える化」することを解説しています!
スポーツは試合の結果が重視され、試合の内容が優勢であっても、負ける時はあります。
- シュート本数
- ボールの保持率
- コーナーキックの本数
- ファールの回数
これらはチームデータとして数値化され分析が可能です。
個人のパフォーマンスの評価はどのようにされるでしょうか?

【GPS搭載ウェアラブル端末】を使うことで、個人のパフォーマンスを数値化し評価することができます。
相対的に出場選手全員を評価できるほか、過去のデータと比べることで個人のパフォーマンスを試合毎に評価することも可能です。
私は、トレーニングの指導を始めて18年目になります。
現在は高校サッカー部のフィジカルコーチとしても活動していて、その中の経験から解説していきます。
今回は【GPS搭載ウェアラブル端末】を使うことで、スポーツ競技のパフォーマンスが数値化できることと、使うことの効果をお伝えします。
【GPS搭載ウェアラブル端末】でパフォーマンスを数値化

【GPS搭載ウェアラブル端末】を使うことで、走りを数値化することができます。
数値化できる項目は製品によってことなりますが、スポーツのパフォーマンスを分析する上で重要視したい項目があります。
- 走行距離
- スプリント回数
- 心拍数
- 最大速度
GPSのデータ分析をするときは、試合の状況と合わせて走行距離とスプリント回数、過去の数値など多面的な分析が必要になります。
【GPS搭載ウェアラブル端末】を紹介します。
チームで使える【GPS搭載ウェアラブル端末】 Knows

Knows(ノウズ)
本田圭祐の考えるテクノロジーがスポーツを進化さKnows(ノウズ)誕生
▼▽外部リンク▼▽
運動を数値化する最先端ウェアラブルセンサー「Knows(ノウズ)」 (know-s.com)
GPS搭載、運動中に身につけパフォーマンスを計測する高機能センサー。
リアルタイムな心拍数や運動強度、疲労回復などを瞬時に測定します。
ターン回数も計測できることからアジリティーを要するスポーツに向いています。
センサーを背中上部につけるのでプレイの邪魔になることはありません。
専用のインナーはフィット感がとても高いです。
個人で使うならGARMIN(ガーミン)のスマートウォッチ
GARMIN(ガーミン)ForeAthlete245
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マラソンや高低差のあるロードを走るトレーニングに適しています。最大酸素摂取量/血中酸素トラッキングなども測定できランニングに特化しています。
血中酸素トラッキング
血液中に取り込まれた酸素のレベルを手首で測定します。
コストパフォーマンスで選ぶならHUAWEI(ファーウェイ)のスマートウォッチ
HUAWEI(ファーウェイ) バンド3 プロクイックサンドゴールド
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約0.95型の有機ELディスプレイを採用したスポーツリストバンドです。タッチ操作に対応、装着したまま泳げる5気圧防水です。低消費電力GPSにより、走行距離を約7時間測定できます。
HUAWEI
1987年中国(深セン)に設立されたスマート端末プロバイダー
【GPS搭載ウェアラブル端末】を使うことでの効果

【GPS搭載ウェアラブル端末】を使うことでパフォーマンスが上がることが期待できます。
- 疲労度の明確化
- チームの戦術分析
- 測定結果からトレーニングへ反映
【GPS搭載ウェアラブル端末】を使うことで期待できる3つの効果を解説します。
疲労度の明確化

乳酸参考値を知ることで、疲労度を数値化しているといえます。
乳酸は高強度の運動でエネルギーとして糖質を使った代謝物で、血液中にたまります。
乳酸がたまった状態は高強度の運動をくり返している指標になります。
高強度の運動をくり返すことは筋肉疲労から運動傷害の発生が高くなります。
また、ウェアラブルウォッチを使うことで、日常生活の心拍数を観察することができます。
体は常に代謝をくり返し新しい細胞を作っています。
心拍数が高い状態は、心と体の疲労に関係しています。
乳酸値の目安

血中の乳酸濃度を測定した乳酸カーブテストの典型例です。
1キロ4分~5分(12㎞/時速)でのペースでは乳酸値が低い状態です。
1キロ3分(20㎞/時速)のペースになると乳酸値が上昇していることがわかります。
急激に上昇している点をLT(無酸素性作業閾値)といいます。
血中乳酸濃度が高い状態は20㎞/時速と同じ、もしくはそれ以上の高強度な運動をくり返したことを意味します。
乳酸は疲労物質ではない

高強度の運動により、代謝物として乳酸が発生することから、乳酸が疲労の原因のようにいわれてきました。
血中乳酸濃度は疲労度の指標になりますが、疲労の原因ではないことが分かっています。
エネルギー供給の考えから、乳酸はエネルギーの再合成に使われるエネルギー源たということがわかっています。
▽▼詳しくは内部リンクへ▽▼
ATP(アデノシン3リン酸)を再合成させる、3つのエネルギー供給機構を簡単に解説(リンク)
チームの戦術分析

チームスポーツの場合、各ポジションによって数値の差はあります。
SB(サイドバック)を攻撃参加することをチーム戦術にしているチームはSB(サイドバック)の選手のスプリント回数は多くなります。
しかし、スプリントできていない場合はその戦術がうまく発揮できていないことを意味します。
優勢の試合データと劣勢の試合データを比べて、優勢なデータのモデルがあると戦術分析に役立ちます。
測定結果からトレーニングへ反映

測定結果からトレーニングメニューの構成を考えることができます。

パフォーマンス ピラミッドの説明
▼▽内部リンク▼▽
FUN FUN FITNESS ホーム
パフォーマンス ピラミッドの考えから、競技体力の上に専門体力があります。
競技分析:サッカー
サッカーの競技特性を分析してから、ポジション(専門体力)別の分析へ

サッカーの試合で走るってどんなこと?
- 走行距離は1試合で10㎞
- スプリント回数(24km/時速以上)は約20回
- 高強度の動き(24㎞/時速以下)は約50回
スプリント回数が多い事から、短い距離を瞬発的に移動する体力要素が必要になる。
走行距離は10㎞と長いが、1試合(90分)での走行距離なので、速いペースではない、走って止まるをくり返す間欠的な走りが多い。

ポジション別のパフォーマンス分析
- ⅭH(センターハーフ)とSH(サイドハーフ)の走行距離は長い
- WG(ウィング)とSB(サイドバック)のスプリント回数が多い
ポジションによって特異性が異なる。
チーム全体のトレーニングとポジション別のトレーニングを導入する必要があります。
そんなことからインターバル走をトレーニングに導入することをオススメします。
インターバル走は心拍数の調整や、走る距離、タイムなどの設定を細かく設定できるのでサッカーのポジションに適したプログラムを作成できます。
インターバル走のポイントを知りたい方はこちら
▼▽内部リンク▽▼
【走りが速くなる】スプリントトレーニング|インターバル走3つのポイントをフィジカルコーチが解説
インターバル走の効果を知りたい方はこちら
▽▼内部リンク▼▽
【サッカーの試合で走り勝つ】インターバル走の4つの効果を解説(リンク)
まとめ
今回は【GPS搭載ウェアラブル端末】を使うことで、スポーツ競技のパフォーマンスが数値化できることと、使うことの効果をお伝えしました。
- 走行距離
- スプリント回数
- 心拍数
- 最大速度
- チームで使えるウェアラブル端末でオススメはKnows(ノウズ)
- 個人で使うならGARMIN(ガーミン)
- コストパフォーマンスで選ぶならHUAWEI(ファーウェイ)
- 疲労度の明確化
- チームの戦術分析
- 測定結果からトレーニングへ反映
個人のパフォーマンス評価が抽象的だったものが、より具体化したものになることでパフォーマンスは向上します。
選手個人が自分の目標を具体化できれば、インターバル走などの特化したトレーニングに取り組んでいけます。
パフォーマンスの向上に【GPS搭載ウェアラブル端末】を使ってみて下さい。
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