サッカーの試合で走り勝てる!インターバル走の4つの生理的機能効果を解説

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アスリートのスポーツパフォーマンスを向上させる、スポーツパフォーマンス理論をフィジカルコーチ秋山拓実が発信しています。

サッカーの試合で「走り勝てる!」とは、どのようなことだと思いますか?

フィジカルコーチ<br>秋山拓実<br><a rel="noreferrer noopener" href="https://funfunfitness.jp/profile/" data-type="page" data-id="88" target="_blank">【Profile】</a>
フィジカルコーチ
秋山拓実
【Profile】

インターバル走をフィジカルトレーニングとして実施することでの生理的機能効果を解説します!

私は高校のサッカー部でフィジカルコーチをしています。

サポートしている選手から「サッカーの試合で走り勝てる体づくり」についてアドバイスを求められました。

試合の途中で足の筋肉が痙攣してしまったり、息があがって最後まで良いパフォーマンスを維持できないようです。

\選手からの相談内容/
  • 足の筋肉が痙攣(ツル)
  • 試合の後半にスプリント能力の低下
  • 息があがって走れない

「サッカーの試合で走り勝てる体づくり」のトレーニング法として「インターバル走」を私はオススメしています。

「サッカーの試合で走り勝てる体づくり」のトレーニング法としてフィジカルトレーニングとボール操作スキルを交互におこなう練習もこちらのページで紹介
▼▽内部リンク▽▼

インターバル走とは

インターバル走とは
長い距離を走り心肺持久力を上げる方法ではなく、「走る」「休む」をくり返す間欠的なスプリント トレーニングです。

間欠的スプリントトレーニングとは
「サッカーの試合で走り勝てる」体をつくるトレーニング方法だと私は思います。

\インターバル走の時間と強度の関係/
インターバル走
スプリント最大努力
インターバル休息
運動強度
時間経過

長い縦棒はスプリント(最大努力の運動)
短い縦棒はインターバル(休息)

を意味します。

\インターバル走と持久走の運動強度の比較/
インターバル走と持久走の比較
持久走の場合、運動強度の山は定常

インターバル走の強度について
インターバル走は強度の差が大きく、短時間だが持久走よりも高い運動強度になる。

前提として

サッカーという競技は、ゴール前では爆発的なスプリントを必要とし、試合時間の90分間を動き続けるという競技特性があります。

次に「サッカーの試合で走り勝てる体づくり」インターバル走の4つの生理的機能効果を解説します。

インターバル走の4つの生理的機能効果

インターバル走の生理的機能効果とは?
インターバル走を取り入れることで、心臓や肺、筋肉などの体の生理的機能に変化がおきます。

心臓、肺、筋肉の生理機能に変化

生理的機能の変化が試合で相手チームより多くのチャンスを作り出し、足の筋肉が痙攣することなく高いパフォーマンスを維持できる「サッカーの試合で走り勝てる」体です。

\インターバル走4つの効果/
爆発的な動作の反復
心拍数の回復
最大酸素摂取量の向上
エネルギー供給

インターバル走の4つの効果をそれぞれ解説していきます。

インターバル走の生理的機能効果:爆発的な動作の反復

爆発的な動作とは
爆発的な動作は筋肉の速い収縮によって可能になります。

速筋繊維の増幅が爆発的な動作を可能にする!

インターバル走をトレーニングに取り入れることで、爆発的な動作の反復が可能になります。

形体変化変化に関連する筋肉の種類とは
筋肉には「速筋繊維」「遅筋繊維」の2種類の筋線維があり、スプリント トレーニングによって速筋繊維の活動が高まります。

\競技の特異性を知ろう/
種目別の形体変化
陸上短距離選手
速筋繊維優位
ガッチリ体型
瞬発力系
マラソン選手
遅筋繊維優位
細身体型
持久力系

スプリント トレーニングの継続により速筋繊維が発達し、爆発的な動作をくり返すことが可能になります。

速筋(白筋)
遅筋(赤筋)

速筋繊維の特徴とは
素早く収縮できる特性があり、瞬発力やパワーが必要なときに活躍します。

その反面

持久力的な動きには不向きな筋線維でもあります。

筋肉の色が白くみえることから、白筋とも呼ばれています。

遅筋繊維の特徴とは
収縮スピードは遅く、発揮する力も弱い。

その反面

疲労しにくいため、力を長時間発揮することに優れている。

筋肉の色が赤くみえることから、赤筋とも呼ばれています。

以上、2つの筋線維の違いから形体の変化がおこります。

遅筋線維と速筋繊維の両方を高めるトレーニングについて詳しくはこちら
▼▽内部リンク▽▼
 
爆発的な動作を生み出すトレーニングについて詳しく知りたい方はこちら
▼▽内部リンク▽▼
 
スプリント能力を高める体幹トレーニングについて詳しく知りたい方はこちら
▼▽内部リンク▽▼
サッカーのスプリント能力が向上!体幹トレーニング3つの効果を解説(画像・動画)
ウォーターバッグを使った体幹トレーニングについてはこちら
▼▽内部リンク▽▼
サッカー選手におすすめ!3つの効果的なウォーターバッグトレーニング方法

インターバル走の生理的機能効果:最大酸素摂取量の向上

最大酸素摂取量とは
1分間に酸素を体内にどれだけ取り込めるかを示します。

酸素摂取の流れ
①酸素を肺に取り込む
②肺胞と酸素と二酸化炭素を交換
③血管が酸素を骨格筋に送る

酸素を多く取り込めているとエネルギーが体内で再合成されやすいです。

最大酸素摂取量はVO2MAXと表記され、(Ⅴ)は量、(O2)は酸素、(MAX)は最大限を意味します。

インターバル走の生理的機能効果:心拍数の回復

心拍数の回復とは
心臓の拍動数が安静時に戻る時間が早くなる。

全身に血液を送りだすポンプ
心臓
毎日休まず10万回も動いている

スポーツ心臓とは
激しい運動に適応した、スポーツ選手の心臓をスポーツ心臓といいます。

スポーツ心臓は肥大することから一度に送り込める血液量が増えます。

心拍数が上昇しても1回の拍出量が増えることから、心拍数が戻りやすくなります。

成人の安静時の心拍数は60~80拍/分といわれていますが、スポーツ心臓は安静時の心拍数が59拍/分以下をいいます。

インターバル走の生理的機能効果:エネルギーの供給

エネルギーの供給とは
心拍数が安静時の状態に戻るには、細胞内のミトコンドリアの働きによりエネルギーの供給時間が早くなります。

動物細胞
核
細胞質
ミトコンドリアの図

ミトコンドリアとは
真核細胞(Wikipediaリンク)にある細胞小器官で、ミトコンドリアが細胞内でエネルギーの合成をおこなっています。

ミトコンドリアが酸素を取り込み、エネルギーを再合成します。

ミトコンドリアの数が多いほどエネルギーの供給時間が早くなり、何度もスプリントをくり返せるようになります。

エネルギー再合成の詳しい解説はこちら
▼▽サイト内リンク▽▼
ATP(アデノシン3リン酸)を再合成させる、3つのエネルギー供給機構を簡単に解説
細胞の働きについて詳しく知りたい方はこちら
▽▼サイト内リンク▼▽
【人体の基本構造 まとめ】知っておきたい!スポーツが上達する3つのキーワード

以上、4つの生理的機能の効果を解説しました。

まとめ

サッカーの試合で「走り勝てる体づくり」を目的に、インターバル走の生理的機能効果を解説しました

\インターバル走4つの効果/
  • 爆発的な動作の反復が可能
  • 最大酸素摂取量の向上
  • 心拍数が安静時の状態に戻りやすくなる
  • エネルギーの供給時間が早くなる

ぜひ、フィジカルトレーニングにインターバル走を導入してみてください。

トレーニングを継続することで、体の生理的機能の変化が起こります。

実際に体感できる体の変化は、スプリント後に「心拍数の戻りが早い」「スプリントが速くなった」「試合の終盤まで疲れにくくなった」という感覚です。

サッカーの試合の中でインターバル走の効果を存分に発揮して下さい。

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